妊娠中の通常の妊娠では、羊水量は妊娠週数とともに増加し、最後の2~4週から徐々に減少します。妊娠満期時の羊水量は約1000ml(800~1200ml)です。羊水過多(polyhydramnios)は、妊娠のいかなる時期でも羊水量が2000mlを超える症状です。羊水量は最大で20000mlに達することができます。多くの女性は羊水量がゆっくりと増加し、長期間にわたって形成されるため、慢性羊水過多と呼ばれます。少数の女性は数日間で羊水量が急速に増加し、急性羊水過多と呼ばれます。
羊水過多の発生率は、文献報告では0.5%~1%です。糖尿病と合併した妊娠の場合、発生率は20%に達します。羊水過多の場合、羊水の外観や性質は通常の人と変わらないため、B超検査は重要な補助検査方法です。羊水量の評価には、羊水最大暗区深度(AFD)や羊水指数(AFI)を測定することが一般的です。漢方や食療法は基本的に副作用が少なく、効果が明確ですが、慢性羊水異常症状のある妊娠中の女性に試すことを推奨します。早期の治療効果が良いです。羊水が急速に増加や減少する異常症状がある場合、妊娠週数や母子の状況に応じて早期に処理し、重症の場合は医師と協力して穿刺破膜の準備をします。