脊椎の矢状面には4つの生理的な曲線がありますが、額状面にはどんな弧もないべきです。一旦両側に弧が現れると、それが脊椎の歪みと呼ばれます。脊椎の歪みは多くの原因から引き起こされる临床症状であり、機能的な脊椎の歪みと構造的な脊椎の歪みの两大カテゴリーに分類できます。機能的な脊椎の歪みは、代償的な脊椎の歪みであり、脊椎内部の構造は破壊されていません。この変形は姿勢の不正以外に、以下のような代償的な器官の変形も含みます:下肢の長さの不均一、骨盤の傾斜による股関節の内側または外側の収縮、坐骨神経痛など。X線の特徴:脊椎の構造は破壊されていませんが、脊椎はC字の曲線を形成しています。構造的な脊椎の歪み:脊椎の骨、筋肉、神経の病理学的変化によるものです。
成長発達中に原因が不明な脊椎の構造的な歪みを特発性脊椎の歪みと呼びます。60%~80%のケースが女の子に起こります。10~16歳の子供のうち2%~3%が脊椎の歪みを感知することができます。片方の肩甲骨がもう片方よりも高いように見える場合や、服が伸び直らない場合に脊椎の歪みを疑うことがありますが、多くの場合は体格検査で発見されます。最初の主訴は長時間座ったり立ったりした後の腰部の無力感、または緊張した背筋の筋肉痛、例えば腰骨角などです。痛みは青年期の特発性脊椎の歪みでは稀であり、さらなる検査が必要です。
成長発達中に原因が不明な脊椎の歪みを特発性脊椎の歪みと呼びます。一般的に、特発性脊椎の歪みは年齢の特徴に応じて3つのタイプに分けられます:幼児型(0~3歳)、少年型(4~9歳)、青年型(10~16歳)。脊椎の歪みの頂点がどの解剖学的位置にあるかによって、さらに分類されます:
①頸の歪み:頂点がC1~C6の間にあります。
②頸・胸の歪み:頂点がC7~T1の間にあります。
③胸の歪み:頂点がT2~T11の間にあります。
④胸・腰の歪み:頂点がT12~L1の間にあります。
⑤腰の歪み:頂点がL2~L4の間にあります。
⑥腰・尾骨部の歪み:頂点がL5またはS1にあります。