胎位異常は難産の原因の1つで、分娩時の枕前位(正常胎位)は約90%を占めるが、胎位異常は約10%で、その中で胎頭位置異常が多い。胎頭が骨盤内で回転が妨げられる持続性枕横位、持続性枕後位がある。胎頭が不良な屈曲でさまざまな程度の仰伸を呈する面先露、額先露がある。さらに高直位、前不均倾位などがあり、合計で約6%~7%を占める。胎産式異常の臀先露は約3%~4%で、肩先露はほとんど見られない。さらに複合先露がある。分娩中に胎頭が枕後位または枕横位でつながり、下降中に胎頭の枕部が強力な宮縮によりほとんどの場合135°または90°に回転し、枕前位に転換して自然分娩する。胎頭の枕骨が前方に回転できない場合、分娩の最終段階まで母体の骨盤の後方または側方に位置し、分娩が難しくなる場合、持続性枕後位(持続性枕後位)または持続性枕横位(持続性枕横位)と呼ばれる。